ロードバイク 初心者が練習すべき乗り方と覚えること15ポイント
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車も人も少ない平坦な場所でやろう
初めて乗る時は安全を期して怪我をしないように練習場所は必ず選んで取り組むようにしましょう。
スピードが出ていなくても倒れるとだいぶ痛いし怪我をしてしまったら元も子もありません。
乗り降りの仕方を覚えよう
乗る時は
漕ぎやすいようにサドルを高めに設定した方がいいので、そうすると座った状態で足がつかないか爪先だけちょこっとつくくらいになります。
そのため、乗る時はロードバイクの後ろ側から足を上げてトップチューブ(ハンドルとサドルの間の棒)の上にまたがって立ちましょう。
その後立ち漕ぎをする感覚で漕ぎ始めてちょっとスピードを出してから座るとふらつくことなく走り出すことができます。
ハンドルの幅も狭く、だいぶ前傾姿勢なので慣れるまでは違和感があるかもしれません。
降りる時は
止まるときは前に降りるイメージでトップチューブ(ハンドルとサドルの間の棒)の上にまたがるように止まって足をつけるようにしましょう。
そしてロードバイクから降りる時はの後ろに足を回して降りるようにしましょう。
でないと足が車体に引っかかって倒れてしまいます。
シフトチェンジの練習
走り出しのギア
漕ぎ出す時は軽めのギアからスタートし、速くペダルを回すのが難しくなったら1つギアを重くする。
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そしてまだ速くペダルを回すのが難しくなったら1つギアを重くする。
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漕ぎ続けてもしんどくならないスピードになったらそのギアのまま走る。
止まる前にはギアを軽くしよう
スピードを徐々に下げながら、ギアを順番に軽くしていきましょう。
そうすることで再度走り出す時に軽いギアからスタートすることができてエネルギーロスを減らして疲れにくくなります。
前傾姿勢でも目線を前の方にする
ハンドルの幅も狭く、前傾姿勢になるので真っ直ぐ走るためには手元ではなく前方15-20mくらいに目線を向ける必要があります。
これも慣れるまでは意識して取り組むことで自然と身につくようになります。
ブレーキングの練習
ロードバイクはスピードが出る分正しくブレーキをかけないと転倒したり事故につながる可能性があります。
・右のブレーキが前輪
・左のブレーキが後輪
間違っても右のブレーキだけ思い切りかけないようにしてください。
前傾姿勢で前ブレーキだけかけすぎるとツンのめって前に突っ込んでしまい大怪我になってしまう可能性があります。
後ろのブレーキだけ思い切りかけるのも絶対にやめましょう。
タイヤがスリップして転倒してしまいます。
まずは左のブレーキ(後輪)を少しずつかけ、その後に右のブレーキ(前輪)をかけるようにするとスリップもしずらく安全に止まることができます。
下り坂の練習
下り坂では思った以上にかなりのスピードが出るために十分注意して走る必要があります。
サドルの後側に座り重心を前にしない
ブレーキをかけすぎない
もしくはペダルに体重をかけて腰を後に持っていく
※ブレーキをずっとかけたままだとブレーキがかかりにくくなってしまう場合がありますので適度にかける必要があります。
ヒルクライムの練習
必ず出てくる坂道。なんなら山を登ろうと思ったり誘われたりする時が必ず訪れます。
そんな時のためにちょっとずつ練習をしておきましょう。
①足をつかずに登れる坂道を見つけて何度か登る
②タイムを計ってちょっとずつ速くなるように繰り返す
③余裕を持って登れるようになったら長めの坂にチャレンジする
④1~2を繰り返す
これだけでもだいぶ練習になります。
目標はやはりゆっくりでいいですから足をつかずに登れる距離を伸ばすことだと思います。
あとはリズムよく一定のテンポでペダリングすることを心がけましょう。
こまめに休憩をとろう
まだイケそう!が意外と休憩どきだったります。
楽しく走っているとあまり疲れを感じないのですが、実は意外と体は疲れています。
まだいけそうかなくらいで休憩を挟んだりやめたりするのがおすすめです。
目安は30分〜1時間には必ず休憩を1度取ると良いと思います。
もし倒れそうな場合は左側に
最初は怖くて歩道を走るかもしれませんがそのうち必ず車道を走ることになるので万が一倒れるなら必ず左側に倒れることを覚えておきましょう。
右側に倒れると後続車に轢かれてしまう可能性があるだけでなく、ギアの破損につながります。
気をつけるありがちな注意点8つ
スマホやサイクルコンピューターは停車時に触りましょう。
時速20kmでも1秒で約5.5mも進むためにかなり危険です。
自転車は車から見たらかなり小さく視認性が悪いために昼間でも必ずライトを点灯しましょう。
空気圧はこまめにチェックしよう
ママチャリとか普通の自転車だとそんな頻繁に空気を入れたりしませんが、ロードバイクの場合には1週間前後で思ったより空気が減っていることがあります。
空気圧が正常じゃない場合には以下のような心配があります。
・パンクしやすい
・スピードに乗りにくい
・その結果疲れやすくなる
・そうするとせっかくの楽しいライドが台無しですよね。
チェーンはたすき掛けにならないように
変速が多い自転車に乗ることは普段あまりないと思いますがこれも最初に覚えておいた方がいいと言われております。
チェーンの早期消耗を避けるためにたすき掛けにならないように気をつけましょう。
上から見てチェーンが斜めになっている状態を避けるようにしましょう。
実際にどれくらいの消耗があるのかはさすがに検証してませんが自転車屋さんやプロの方などは皆様そうおっしゃっているので覚えておいた方がいいでしょう。
立てかける時はギアを壁側に
これも覚えておかないと立てかけているロードバイクがもし倒れてしまったら後悔することになります。
なぜならディレーラーと呼ばれる変速の機械が倒れた時にロードバイクと地面に挟まれて破損してしまう可能性が高いからです。
破損した場合修理や交換に費用がかかるだけでなくタイミングが悪いと部品の入荷を待つ必要がありその間乗れなくなってしまいます。
破損しなくてもハンガーと呼ばれる部品が歪んでしまうと変速がスムーズにできなくなりますのでそれを避けるためにも必ずギアを壁側にして立てかけるようにしましょう。
チェーンに注油を定期的に
これは普通の自転車に乗っている場合ほとんど意識したことがない人が大半だと思いますが、ロードバイクでは性能を発揮したり長持ちさせるためにはメンテナンスが必須です。
目安ですが150-200kmくらい走行したあとか、1ヶ月に1度くらいは注油をした方がいいとプロの方に聞いたことがあります。
注油をすると体感でわかるくらいの違いがありますし、意外と自分でも簡単にできるので是非とも最初の段階で覚えておきましょう。
交通ルールを覚えよう
昨今自転車の交通違反に対しても取り締まりが厳しくなっていたり、事故が増えていることもあるので交通ルールは覚えて必ず守って走るようにしましょう。
スマホやサイクルコンピューターは停車時に触りましょう。
時速20kmでも1秒で約5.5mも進むためにかなり危険です。
自転車は車から見たらかなり小さく視認性が悪いために昼間でも必ずライトを点灯しましょう。
車道の左端を走行する
逆走はしない
右折する際は二段階右折をする
歩道を走る場合は必ず徐行をする
飲酒運転は絶対にしない
夜間はライトを必ずつける
保管は室内でしよう
理由は以下の3つです。
価格が高いこともあり盗難の恐れがある
屋外で保管するとパーツが劣化しやすくなる
強風などで倒れて破損する恐れがある
もちろん屋内は保管のスペースの問題があるとは思いますが後々後悔しないためにもなんとか室内で保管することをお勧めします。
私はベランダでカバーをかけて保管していたのですがチェーンやギアがやや変質してしまっており、購入店に相談すると5,6万円すると言われだいぶ後悔しました。
鍵をするときは必ず地球ロックを
先述の通りロードバイクは普通の自転車と比べ高価であるため専門で狙う窃盗犯などもいるそうです。
なので盗難対策はしっかりしておきたいですよね。
地球ロックとは柵や電柱などの建造物と一緒にくくりつけるやり方でこれをするだけで盗難の可能性がグッと減るそうです。
というのもタイヤが回らないようにするだけの鍵の掛け方だと担いで持っていかれる可能性が高いからです。
グループライドの際などは複数台まとめてくくりつけるのもかなり有効ですので覚えておきましょう。
下りでは下ハンドルを持つように
ロードバイクは下の時にけっこうスピードが出て単純に危ないのでしっかりとブレーキをすぐにかけれる体制を整えておくのが必要です。
その際に下ハンドルを持っていると少しの力でしっかりブレーキをかけることができますので覚えておきましょう。
まとめ
軽いギアから始めて軽いギアで止まる
目線は必ず前の方へ
ブレーキは急にかけず後ろから少しずつかけて前の順番
下り坂は重心を後ろに
こまめに休憩を取ろう
スマホやサイコンは止まってから
この記事を書いた人
LAMEDA正規代理店
サイクルウェア専門店のLAMEDA正規代理店を運営している店長。
コロナ禍でロードバイクを始めすっかりその魅力にハマりウェアの販売も開始してしまったアラフォー。
愛車はSPECIALIZEDのTarmac SL7。
まだまだ初心者の域を出ないがお役に立つ情報を発信していきます。
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